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Channel: ika-net日記
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地球規模生物多様性概況第5版

昨日、国連の生物多様性条約事務局による「地球規模生物多様性外鏡」の第5版が発表された。 国内報道はどうかあん?と思っていたが、珍しく今朝、毎日新聞に記事が出ていた。 https://mainichi.jp/articles/20200916/ddm/012/040/080000c...

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伊豆、富戸でイルカ猟開始?

9月29日静岡新聞によると、いとう漁協・富戸支部が、今日、10月1日からイルカ猟を開始予定だということだ。   「イルカ漁、今季も実施へ 早期の探索で捕獲目指す いとう漁協 (2020/9/29 11:47)...

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混獲されたクジラの取り扱いについて

昨年クリスマスに、「太地の定置網にミンクが」という情報が入ってきた。それからすでに12日、まだ若いと思われるミンククジラはまだ定置網の中にいて、たくさんの人たちに気を揉ませている。太地の湾では、ブリ漁のための定置網が設置されていて、たまたま年末のかき入れどきにクジラに入られ、漁師たちは困っていると水産庁は言う。逃がせればいいが、網を壊せば数千万円もの損害が見込まれ、なすすべないのだろうと担当者は言う...

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2021年度捕鯨予算

 すでにご存知のように、先日議会を通過した2012年度予算では、捕鯨対策費として昨年同様、51億(5072000000)円が組まれた。捕鯨対策は「水産予算概算要求の主要項目」の5番目の一番下で、主要項目と言ってもそれぞれが主要なカテゴリーからはやや外れた雑多な項目だ。それぞれの予算は以下である。    「漁業取締体制の増強、国境監視機能等の多面的機能の発揮、捕鯨対策」     外国漁船対策等...

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イルカ2021年度捕獲枠

イルカの捕獲枠が水産庁のhpに公開された。 https://www.jfa.maff.go.jp/j/whale/attach/pdf/index-27.pdf 昨年8月4日に公開され、10月8日に更新された捕獲枠の総数(10926)に比べて11007頭と79頭の増加だが、カズハゴンドウが昨年10月の枠に比べ、263頭から363頭と100頭の増加、一方で10月の更新の元となったオキゴンドウ...

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イルカ猟についての備忘録(1996年〜)1.きっかけ

1980年代の初め頃のことだったと記憶しているが、ある写真家が、クジラが歌を歌うのを知っているかと聞かれた。初めて聞いた話だった。ロジャー・ペインという生物学者が、まだ商業捕鯨が実施されていた1967年代に、繁殖期に、オスのザトウクジラが出す鳴音を録音し、それが複雑な歌の形式を持っていることに気がついた。クジラの歌は、保護を願う人たちにとって、大きな贈り物となった。...

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2。IKAN、イルカ猟との遭遇

IKANの立ち上げは、1996年の春だったと思う。ある動物保護団体の会誌にイルカ保護団体立ち上げを訴えたSさんらが、その団体の協力でスタートさせたのだが、そのことを知ってはいたものの、この時私は参加していない。...

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3。違反の是正は

翌日は水族館用の選別が行われたのち、解体が始まった。最初に駆けつけたIKANの事務局メンバーは、初日の選別の模様を撮影したのち引き上げてしまったため、この日のビデオ撮影は、前夜遅くに急遽お願いしたアニマルライツセンターの故川口進さんが行った。オイコス発刊当時に、彼が同じく亡くなったALIVE(当時はJAVA)野上ふさ子さんとともに事務所を訪れ、意見交換をした経緯から、雑誌に執筆してもらうなどして交流...

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イルカ違反捕獲の新聞報道は

ダウンロード - img_1530.jpg イルカ違反捕獲事件は、新聞だけでなくテレビでの放映され、それまでイルカは水族館で見られる可愛い動物くらいに考えていた人たちにもが肉のために捕獲されていたことを知らしめた。「The Cove」が日本のイルカ猟を初めて伝えたというふうに言われているが、それよりも10年以上も前に、IKANが問題に直面し、抗議行動を実践していたのだ。...

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水族館からの解放

10月23日、県水産課の指示で湾内に残っていたおよそ150頭のイルカが解放された。仕切り網が解かれても、中にいるイルカたちがなかなか出ていかないので、漁師たちが船を使って追い出したようだ。しかし、これで解決したとは誰も考えなかった。 10月21日から22日にかけての捕獲で、6頭のオキゴンドウ...

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6。捕獲されたイルカ は何頭だったのか?

正月も明けて間もない頃、事務所に1本の電話がかかってきた。内容は、前の年のイルカ捕獲で、枠のないオキゴンドウ...

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1996年のイルカ猟事件の反省など

1996年にIKANが遭遇したイルカ違反捕獲事件は、たくさんの課題を残した。1つは、違反に問題の焦点が当てられたため、イルカを捕獲することに関する議論が十分できなかったこと。違反を正すにしても、罰則がないなかで、水産庁と県、漁業者で内輪での解決が行われたー水産庁の強い意向で解放が行われた一方で、漁協の違反行為(遠回しの説明から推測するとオキゴンドウ...

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イルカ猟撮影ビデオ事件

水産庁への申し入れの強力な武器になったのは、水族館用捕獲の行われた21日と、捕殺が行われた22日に撮影されたビデオだ。特に、川口さんが撮影してくれた港から坂を上がったところに位置する解体小屋でのオキゴンドウ の激しい抵抗の様子は、見るものの気持ちを直揺さぶった。...

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団体名の由来は

 前述のように、私はもともとメンバーとして団体に入り、活動を始めたわけではなく、同僚の一人が立ち上げに参加し、そのことがきっかけで仕事場を連絡事務所に貸し、そのままずるずると活動に参加することになったのだ。そのため、この長々しい名前の由来について知ったのは、数年経ってからだ。...

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太地シャチ捕獲事件(1)

 11月23日に違反イルカ事件の緊急集会が東京で行われ、イルカ捕獲と水族館飼育についての多様な意見交換が行われた。12月に水産庁との意見交換も行われ、一段落して新しい年を迎えたのも束の間、翌年2月7日、事務所に今度は大阪からシャチが捕獲されたという電話やファックスが相次いで入って来た。テレビで映像が流れたらしく10頭のシャチが追い込まれたという。...

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太地シャチ捕獲事件(2)

2月8日に現地入りしたメンバーは、湾に隣接する入江に囲い込まれた10頭のシャチの様子と、水族館の話し合いの様子を見聞きしたのち、いったん引き上げてきた。水族館の飼育員たちはどのシャチを取るかで揉めていたようだ。どこも、まだ幼い飼育しやすい幼い個体を選びたがる。シャチの群れは、基本的に母系家族なので、水族館の要望に応えられるような(若い個体ばかりの)構成になってはいないはずだ。その場で「妊娠しているメ...

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太地シャチ捕獲事件(3)

シャチ問題への関心としては、都内の私立大学に拠点を置く’Free Orca'というシャチ問題に特化した勉強会のような組織ができており、IKANもそのメンバーとして、太地での捕獲以前からシャチ捕獲を警戒していたことも、捕獲に対しての素早い動きを作ることができた。...

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太地シャチ捕獲事件(4)

2月7日、太地沖を通過し、追い込まれたシャチの10頭の群れのうち、5頭は3つの水族館が購入した。総額1億2000万円だったとされているが、シャチの相場から言えば安い買い物だったかもしれない。シャチは人気者なのだ。抗議に参加した人も、また水族館でシャチを見ることに期待した人も、「学術目的」で捕獲されたこのシャチたちが集客目的でショーデビューするだろうことを疑っていなかったはずだ。...

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太地シャチ捕獲事件(5)

「海生哺乳類の保護を求める要望書」 シャチ捕獲に対する私たちの行動でもう1つ挙げておきたいのは、環境庁(当時)への働きかけである。 ポール・スポング博士日本滞在中に、IKANは博士を伴って賛同する17団体の署名を環境庁に届け、K自然計画課長と面談を果たした。ついでになるが、彼は環境庁内の実力派で、のちに初めての環境庁生え抜きの局長となる人だ。(それまでは農水出身者が局長職を担っていた)...

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太地シャチ捕獲事件(6)

 1997年2月に捕獲され、3つの水族館に収容されたシャチたちは、解放を願う人々に’TAIJI 5’と呼ばれた。 2008年に名古屋港水族館に’ブリーーディングローン’の名目で貸し出されたメスが死亡して、すでに5頭全てがこの世にいないが、少しその履歴を記してみよう。...

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